独断と偏見「カッコいいモノ」 ”オーディオ” プリメインアンプ編
2020/06/12 21:29
カッコいいオーディオ、アンプ編です。
中でも”プリメイン”と”セパレート”は一緒には比べられないので、今回は一般的な”プリメインアンプ”でいきます。
最新のオーディオは全く知識がないのでまた数時間検索しまくりました。
しかし、私が古いのか最近の丸みを帯びた流線型のデザインはオーディオとしては好みではないです。
あくまで好みです。
アンプは音量や音質の調整、ソースやスピーカーの切り替えのセレクターなどで構成されていますから、それらの操作性を保ちつつシンプルにした方が美しいデザインとなります。
これでもかとランプやスイッチだらけにするとメカ過ぎて美しくない。
また、一時期流行った大型の角形スイッチなどはズラッと並べない方が適度のアナログ感で出て逆に高級感が出る。
あと、重厚感はあった方が(見かけ倒しはダメだが)質感が高いし実際音も良くなる。
では、独断と偏見の3位から。
3位 「SONY TA-F555(333)ESX 」
ブラック代表、SONYの「SONY TA-F555(333)ESX。
333ESXが登場した頃、ちょうどアナログチックが流行り始めたかどうかだったと思う。
それまではとにかくスイッチが多く、角形スイッチやトグルスイッチが混在して、スライドボリュームも珍しくはなかった。
それが機械っぽくて良かったのだが、この頃からアナログメカ=高級感という空気になってきた。
そんな中、まさかのSONYがアナログ感全開のモデルを出してきた。
売りはジブラルタルシャーシなる26kgもある79800円ランクとは思えない重量。
そして、こだわりの証として、「SONY」エンブレムを真ん中に持ってきた。
それが中級機でありながらワンランク上の質感を出した。
私の中ではこのタイプのデザインでは今だに抜きに出るものは無い。
つまみの数、つまみのサイズ、配置、文句なし。
見た瞬間に一目惚れし、購入。
今でも現役です。古いが故に、アナログプレーヤーが使える。
今では主流のシルバーやシャンパンゴールドの機種には高級感は勝てないものの、見かけなくなったサイドウッドがそれを補っている。
ちなみにブラックモデルの性として、サイドウッドを外すと途端に格下に見えてしまう。


2位 「Accuphase E-306V」
さすがにデザインが良いものは必然的に高級機になってきてしまう。
もはや安っぽいアキュフェーズは見たことはないし、大体同じような顔を持つのが特色のブランド。
その中でこのモデルを選んだ理由は二つ。
大き過ぎないメーターパネルと、ちょうど良い操作系の数。
基本的にAVアンプでもないのにリモコンで操作するタイプは好きではないのです。
イメージ的に余計な回路が増えることで音質が落ちるという先入観があるから。
出来るだけ生音を追求し、それがデザインに現れている方が魅力的に感じる。
そういう意味で、E-406のようにパネルを開くと多くのスイッチ類が現れるタイプはシンプルとは言え先入観がデザインをも拒否してしまう。
なので、堂々と最低限のスイッチ類を配置している方がのっぺらぼうよりもデザイン的にも好感を感じる。
アナログメーターも、アキュフェーズの持ち味で好きだが、あまり大きいと逆に高級感を感じない。
少し控えめだが精密さを感じるメーターの方が断然カッコいい。
そして気を引かれるのがツマミ類のあるセンターパネルのゴールドが濃くなっているところ。
ハイエンドでなくてもほとんどがゴールド系になっている中で、この配色だけで高級感が増す。
※ モデルによって一色のタイプもある模様。
少ないパーツとシンプルなパネルを使って、センスだけでこの質感を出すのは素晴らしい。


(画像引用:「ハイファイ堂」)
1位 「LUXMAN SQ-38signature 」
これは他の何者とも比べられないラックスマンの真空管アンプ。
かなりの高級機だが友人が所有していたのでよく聞かせて貰った。
当然音も素晴らしい生音だ。
上半分に真空管をびっしり積んだこの機種は、デカい上に他の機器を載せる事もできない。
それどころかかなりの放熱がある為、上には空間をつくる必要さえある。
というか、ラックに入れるような代物ではない。
完全に単独で置いて、ぼやっとオレンジに光り音を出している様子を眺めてしまう特別な個性を持つアンプ。
上半分が真空管収納部となっている形状は他とは比べにくいところだが、天井がアーチ状になっているのが更に個性を発揮している。
この収納部はその後、操作部と同色になったりしたようだが私はこのいかにも真空管を背負っているのを誇張するかのようなこのカラーリングの方が好きだ。
シンプル過ぎる位の操作部と真空管部が合わさることでちょうどいい一体感が出ている。
他にはないルックスは文句なしに初の”TDクラウンS”。


(画像引用:「Nack Audio」)
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