FC2ブログ

「国の借金」➀

 堅いタイトルですが、どうもまだ「国民ひとりあたり8百何十万円の借金」を信じている人が大多数のようなので三回に分けて、初心者向けにちょっと触れてみます。
実際、私の周りも口癖のように「困ったもんだね~」「どうなっちゃうんだろうね~」と、この世の終りのような顔をしている人がほとんどです。


 なので、実はこういうことなんだよと自分の知る限りの事を伝える訳です。
でも、みんなしっかりとマスコミに洗脳されてるんですよね。
「へ~、そうなんだね」「とは言え弱ったもんだね~」
・・・まったく理解しない。
持論があるなら分かりますが、反論もないし良くわからないけど、とにかく”弱る”事が日本人は好きなんです。
被害者でいることが好きなんです。
「そんなわけあるかい!」と言いながら、また弱ってるんです。
苦しむことが大人であるという何とも悲劇的な性格になってしまいました。

私のようなことを言う人間は逆に”世の中分かってない”と陰口をたたかれる訳です。
figure_fuhyou_higai_uwasa.png

 で、この国民の借金問題を説明したいのですが、ちょっとした文章で説明しきれるものではないので、もしまだ事実をご存知ない方は是非とも自分で調べて頂きたいと思います。
そして周りに広めて下さい。
国民が知らないから政府も有識者も権力者もマスコミも自由にやる訳です。




 まず、日本が貧乏な国に成り下がっていると思っている人は多いのではないでしょいうか。
ここで言う貧乏・裕福は、国民の平均の裕福度ではありません。
それはまた別のデフレ問題です。
世界基準で言う裕福度というか、資産は国際的なお金の貸し借りの資産がいくらか、です。


 日本も国外に莫大な借金があります。
※ 困って借りたというよりは、関係を保つ為の借金が多いと思いますが。
その代わり、貸しているお金も莫大です。
結果、日本の資産は世界でどの辺に位置するでしょうか。
3284ca1f.jpg
ということで、実は世界一位でした。
大国アメリカはこの状況です。
この図の出どころは財務省です。


 この時点で日本のイメージが変わるのではないでしょうか。
では、なぜ一般国民はこんなに苦しんでいるのでしょうか。
それは国にお金がないからではないことはお分かりだと思います。
単純に一般国民にお金が流れていないだけです。
日本は前代未聞の20年間のデフレ続きです。
世界一の資産を持ちながら20年間のデフレ・・・
どんな国なんでしょうか・・・

 そんな中、政府は毎年当たり前のように国債を発行しています。
一般会計予算の約90兆円のうち、これだけの国債を毎年発行しています。

kokusai01.jpg
(引用:「朝日新聞DIGITAL」

 そしてその昔、1982年には 鈴木善幸首相が「財政非常事態宣言」を出しました。
非常事態からどれだけ増えれば破綻すのでしょうか。

 これは国の借金(国債)とやらの推移のグラフです。
o1126065114373002256.jpg

 オレンジが債務残高です。
私の生まれた1970年あたりから増え始め、現在当時の152倍です。
この頃初めて御法度だった赤字国債を発行し始めました。
「財政非常事態宣言」の1982年から見ると、今がどれだけなのかが分かると思います。
現在、「日本は破綻します」と言ってるでしょうか。
ただただ「ヤバいヤバい」と言ってるだけです。



 ではでは、国民のひとりあたりの8百何十万の借金とはなんでしょうか。
 
・・・そんなものはありませんし、もし仮にそれが借金なんだとすれば立場は逆で、政府が国民に返さなければならないお金です。
「日本の政府なんだから政府が借りたなら国民が背負うしかないんじゃないか」

これが大抵の国民が思っていることではないでしょうか。
これが大間違いです。


 なぜこの間違いが生まれるのか。
分かりやすい質問をします。


〇 その借金とやら、返すとしたら誰に返すのでしょうか?

★ 銀行?

〇 その銀行が貸し出すお金は元々誰のお金?

★ 預金している国民?

〇 違います。貸し出すのは日銀当座預金です。
   日銀当座預金は政府と銀行しか扱えないお金です。

  もっと辿って、市中銀行に預けた国民のお金だとしましょう。
  ・・・だったら、返してもらうべきは国民じゃないですか。

  ただし、莫大な国債発行によるお金ははそんなところから出てません。
  日銀が”無から生み出したお金”です。


★  無から?どういうこと?

〇  文字通り、何もないところに30兆円なら30,000,000,000,000と打ち込むだけです。

★  そんなばかな!

〇  本当です。
   あなたが普通の銀行で借金する時も同じです。
   日本に限らず民間銀行というのはそういうものなんです。
   これをみんな知らないんです。

★ もしそうだとしたら、国債発行するたびに日本のお金が増えるじゃないか。

〇 はい、その通りです。
  そうやって日本のお金は増えてきました。
  日本が自国通貨を使っているから出来ることです。
  ギリシャなどはユーロ加盟国だったので単純に借金に潰されました。
  なので、ギリシャの国債長期金利は40%まで上がったそうです。
  利息が上がるのは信用が無くなるからです。

  上のオレンジの棒グラフを見て下さい。
  発行国債(借金)が増えるたびに信用は失われるはずですが、青の線(長期金利)はもはや0です。
  信用しかないというのが現状です。

  自国通貨の国家が破綻などしない証拠です。


  今のデフレはお金が無いのではなくて動かしてないだけです。


   ➁へ続く





コメント

非公開コメント